定点観測

理想のまちにほしいもの14:蛇口から出てくる美味しい水

第14回は,「蛇口から出てくる美味しい水」.

いつの間にか,わたしたちはコンビニでミネラルウォーターを買うようになった.今や,ペットボトル入りの水はガソリンよりも高い.
それは,水道水が美味しくないとか,安全ではない,というイメージがあるからではないだろうか.
水道水が美味しくないというのは,都市化に対するネガティブなイメージのひとつだろう.

井戸水で生活していた時代に戻ることはできないけれど,水道の蛇口をひねれば美味しく飲める水が出てくる,というのは,生活の基盤ではないだろうか.

そのためのインフラがどれだけコストのかかるものなのか,私は知らないけれど,自然環境にインパクトを与えない範囲の地下水や河川からの取水,生活排水の再利用,雪解け水や海水の飲料水化など,研究開発できることはたくさんありそうだ.

髙岡 敦史

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髙岡 敦史
スポーツまちづくり会社・合同会社Sports Drive 社長 岡山大学大学院教育学研究科 准教授、博士(体育科学) スポーツ経営学を専門とする研究者であり、スポーツまちづくりの現場に多く参画している。近著に『スポーツまちづくりの教科書』(2019年、青弓社)。