定点観測

LIFES公開!

いよいよLIFESが世に出た.
多くの人たちに読んで頂きたいし,スポーツまちづくりの機運を拡げることができたらうれしい.

ネットを通じた発信は,独自のウェブサイトでもSNSでもできる.私個人のFacebookやTwitterはもう10年稼働していて,(意識していないのだが)ほぼ毎日何かしらの意見を投稿している.
そんな中にあっても,会社(合同会社SportsDrive)のオウンドメディアという形で独自のサイトを立ち上げたのは,「つぶやきではなく,読み物で発信すべき」と考えたからだ.

個人のSNSはどれだけフォロワーがいても,つぶやきの域を出ないと思っている.タイムラインはどんどん流れ,そして埋もれるからだ.
そういう刹那的な発信には気軽さと自由さというメリットがある.一方,独自サイトでの発信には丁寧さと責任が求められるかわりに信頼性という強みがあるのではないだろうか.(noteのようなブログプラットフォームは,これらの中間領域かもしれない)

私は大学研究者という立場にもある.
学術論文の発表という発信の選択肢もある.こちらは最上級の丁寧さと責任が求められる.
LIFESの取材を通して,スポーツまちづくりをめぐる問題や先進事例を収集することで,研究の助けにもなるだろうと思っている.

相変わらず私の身体はひとつだし,一日は24時間しかない.
それでも「すべきこと・できることをする」という信念に基づいて,すべての仕事に相乗効果が生まれるようにしていきたい.

※アイキャッチ画像:大学とまちの境界の小川.

髙岡 敦史

WRITTEN BY

髙岡 敦史
スポーツまちづくり会社・合同会社Sports Drive 社長 岡山大学大学院教育学研究科 准教授、博士(体育科学) スポーツ経営学を専門とする研究者であり、スポーツまちづくりの現場に多く参画している。近著に『スポーツまちづくりの教科書』(2019年、青弓社)。