定点観測

理想のまちにほしいもの1:色々な人たちが思い思いに遊べる公園

「定点観測」も6か月目に突入.
ふと思い立ち,今月は「理想のまちにほしいもの」シリーズでいくことにした.
サンタクロースにお願いしているわけではないのだけれど,こういうのがあったらいいなぁ,という希望や期待を並べる.
希望や期待は,スポーツまちづくりに関わる者の使命として返ってくるもので,私的な理想のまちイメージを具現化してみたい.
なお,思いつくまま並べるので,優先順位などは考えていない.

一回目は,「色々な人たちが思い思いに遊べる公園」.

公園がたくさんあるまちはいい.
しかも,色々な人たちがそれぞれが感じている「楽しい」に笑顔になれる公園は豊かだ.

一般的な街区公園は,だだっ広い広場にちょっとした子ども向けの遊具やベンチがある程度だが,あまり面白くない.
色々な人たちが思い思いに遊べるインクルーシブな公園は,どんな地面だろう.どんなものが必要だろう.どんなサービスがあったらいいだろう.まだ分からないけれど,そういう空間は人を集わせ,楽しそうな声が響き合い,楽しさが増幅して,コミュニティが重なるだろう.楽しいまちのエネルギー発信地になるはずだ.

そんな公園は,それなりの広さが必要だ.
機能分化させて散在させたら,集まる人に偏りが生まれるから,混ざるような工夫がいるな.

髙岡 敦史

WRITTEN BY

髙岡 敦史
スポーツまちづくり会社・合同会社Sports Drive 社長 岡山大学大学院教育学研究科 准教授、博士(体育科学) スポーツ経営学を専門とする研究者であり、スポーツまちづくりの現場に多く参画している。近著に『スポーツまちづくりの教科書』(2019年、青弓社)。