定点観測

理想のまちにほしいもの12:雄大な川,散歩したくなる河川敷

第12回は,「雄大な川,散歩したくなる河川敷」

都市は大きな河川とともに発展してきた.
まちを貫くように流れる河川が,包容力の大きな自然としてそこにあると,まちは常に自然の中にあることを意識し続けることができるだろう.

河川は豪雨災害のリスクを持つけれど,護岸整備は公園のようなスペースを生んだり,河川敷という散歩道を生み出してくれる.
そうした場は住民の憩いの場やスポーツフィールドになると同時に,災害の記憶を継承し,防災・減災をともに学ぶための場にもなるだろう.

髙岡 敦史

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髙岡 敦史
スポーツまちづくり会社・合同会社Sports Drive 社長 岡山大学大学院教育学研究科 准教授、博士(体育科学) スポーツ経営学を専門とする研究者であり、スポーツまちづくりの現場に多く参画している。近著に『スポーツまちづくりの教科書』(2019年、青弓社)。