定点観測

理想のまちにほしいもの23:グローバルに活躍するアスリートが育ち,暮らし続けられる環境

第23回は,「グローバルに活躍するアスリートが育ち,暮らし続けられる環境」.

トップアスリート個人も,スポーツインフラになる可能性が高いまちの資産だ.
グローバルに活躍する有名選手ともなれば,まちの側が何もしなくてもシティ・プロモーションになる.そして,わたしたちのまちへの誇りを大きくしてくれる.

まちの側は,大きなポテンシャルをもつ子どもたちがトップアスリートを目指せる環境を整えたい.
具体的には,次の4つだろう.発掘システム,一貫指導システム,トップクラブ,セカンドキャリア教育・形成支援だ.

スポーツをする子どもたち全員がトップアスリートを目指す必要はない.むしろ,引退のないスポーツライフを実現させるための地域スポーツ環境が必要だ.そういう包容力のあるスポーツ環境だからこそ,安心してトップアスリートを目指せるし,一時期,他地域や海外のトップクラブに所属することもできる.帰ってくる場所があるからだ.

トップレベルで活躍できなくなっても生まれ育ったまちでスポーツが続けられたり,資格を取って指導者として活躍できるようになれば,スパイラルアップするはずだ.

髙岡 敦史

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髙岡 敦史
スポーツまちづくり会社・合同会社Sports Drive 社長 岡山大学大学院教育学研究科 准教授、博士(体育科学) スポーツ経営学を専門とする研究者であり、スポーツまちづくりの現場に多く参画している。近著に『スポーツまちづくりの教科書』(2019年、青弓社)。